【愛】
幼い頃、内に沸き起こった小さな愛を
拒絶された(と受け取った)ことがある。

それ以来、理屈ではわかっても、自分に沸き起こる想いや自分そのものを許容することが、まだ、できない。

それでも、だからこそ、
自分の中にあってほしいと願うのは
そんな幼い体験を超越し包括するくらいの、
「愛」なんだと思う。

でもそれは、外から獲得し保持するものではない。

宇宙の法則は、私たちに日々語りかける。
得られるものは失われる。

すなわち
日々絶え間ない そこかしこに溢れる 永遠の愛なるものがあるとすれば それは
得たり失ったりするものではなく
そこに最初からあるものということだ。
私たちは、日々それを見失うのだ。

では、どうすればそれを常に見られるのか?
私はまだ、明確な答えを知らない。

それでも、願うことはできる。
それをみてゆくのだと、選択することができる。

そして、ほんのわずかでも
ここに 生きる わたしという存在や
目に映るもの 大地や生命たちの中に
かすかな息吹や鼓動 心地良さや 愛しさ 尊さ 震えるような感動を
体感し共鳴することがあるのなら。

そこには既に、愛が流れている と言えないだろうか。
この宇宙を覆い尽くすほどの、溢れんばかりのそれが。


宇宙の法則は、こうも私たちに言う。
「想像できることは、すべて現実だ」

私たちは既にその一部であり、それと一体なのだ。


いつの日か、
「そんな小さなことで悩んだ日もあったなぁ」
そう言えるように。