煩わしい人は、助けを求めている人かもしれない

先日、子供とショッピングモールのなかのゲームコーナーに行ったとき

おそらく5〜6歳くらいの、バケツいっぱいのメダルを抱えた女の子が近寄ってきた。
かと思うと、私達が遊具にお金を投資せずに楽しんでいた(ごめんなさい)ことにああだこうだと、文句を言いだした。

正直、煩わしいと思った。
そして、無視してしまった。

女の子は、どこかへ行ってしまった。

後で気づいたのだが、
周りにその子の保護者が見当たらない。
どうやら、ずっと一人で遊んでいるようなのだ。
バケツいっぱいのメダルを渡されて。

キャッキャ キャッキャと遊んでいる私達がどうして気になったのか
本当のところはわからない。

ただ、私は、自分の罪悪感にかまけて
その子にとっての事情を考えてみなかったこと
その子の「心」を無視してしまったこと
自分よりも、目の前にもっと助けを必要としているかもしれない人がいる事に、気づけなかったことを
恥じた。


女の子は
黙々とメダルゲームを続けていた