あなたがそこにいる理由

【あなたがそこにいる理由】
居場所がない、と感じますか。
私はここにいてはいけない人。
この場所にふさわしくない人。
そんな風に感じますか。

あなたが今、そこにいる理由。
それは、あたな自身の選択の結果、ともいえるし、
そればかりではない、とも言える。

あなたが生まれてきたのは、
自分の力だろうか。
あなたが毎日すくすくと育ち、
自然災害や不慮の事故にも巻き込まれず、
今ここに生きているのは、
貴方ひとりの力だろうか。

そう考えると、
自分が今、生かされている、という奇跡に
気づくかもしれない。

そう考えると、
あなたが今そこにいる理由も、
貴方ひとりではどうにもならないくらい、
大きなものが関係してる、
そう気づくかもしれない。

その理由は、わからないかも知れない。
けれど、わたしたちは、
与えられたこの奇跡の機会を、いかすこともできる。

大丈夫。
そんなにひとりで、背負わなくてもいい。
自分ひとりでやってきたことなんて、今も昔も、無かったんだよ。

わたしを超えた理由のもとに、
わたしは今、ここにいる。

最期の砦

【最期の砦】
大丈夫だよ。君には何の問題もないよ。
たった一人、そう言ってくれる人がいたら。
どれだけ心強いだろう。

そのままでいいじゃない。
だって、君は君でしょ。

そう心から思えないとしても、
たった一人、肯定してくれる人がいたら。
世界は終わりを迎えることなく、動き出すだろう。

そう思える君こそ、きっと、
そんな最期の砦になれる人。


雨宿りのうた

【雨宿りのうた】
雨の日には雨の日の味わいがある。
それでも、土砂降りのなかにずっといたら、
やっぱりつらい。
だから、おうちに帰る。
もし帰ることすらできないなら、
少し雨宿りできる場所を見つけて、
立ち寄ってみよう。

どんな雨の中にいても、
まるで雲の上の青空から眺めているように

それはそれは 美しいと言えるときまで。

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つらい時、悲しいとき、苦しいとき。
その場所から一旦離れて、
ほっと一息、ついてみよう。

全然違うことをする。
紙に書く。
寝る。

悲しみを外から眺められたとき、
もしかしたら、
その悲しみはあなたそのものではないことに
気づけるかもしれない。