死にたくなるとき④

死にたいとき④

わけもなく、不安。
わけもなく、怖れ。
ここにいられない、
このまま、いられない、
やめたい。

何かに追われていると、
そんな気分になることがある。
それは、日常だったり、過去の出来事だったり、未来へのプレッシャーだったり。
頭の中の「考え」だったりする。

忘れたくないのは、
そんな、「気分」=わたしそのもの、ではない、ということ。
気分は、変わるもの。
まとわりついてる、だけのもの。


そんな気分にも、きっと、わけがある。
何かを、教えてくれてる。
わたしは、それは、勘違いだよって、
教えてくれてるんだと、思ってる。
自然のままで、幸せを感じること、思い出していいんだよって、
教えてくれてると、思ってる。


一回、書くとかして、外に出して、眺める。
すると、
自分とぴったりくっついてた、そんな考え方から、
少しだけ、離れる。

静かなところで、呼吸をする、
そしてそれをじっくり、味わうこと。
ただ、ここに存在するだけで、
どんな気分が起こるか、味わう。

自然や、動物や、生き物を、みつめてみる。
空を見上げてみる。
あるがままで、なんの問題もなく、
ただそこにいること。
それでいて、美しいこと。

陽だまりのなかに、浸ってみる。
一歩一歩、歩く、感覚。
しばらく歩いて、とまった後の、軽い疲労感。
部屋の、布団の中の、温かさを、味わう。
お風呂の、お湯の、感触。
ストレッチしたときの、筋肉の、感触。
手足や、背中や、お腹や、首や、胸の、広がり。

ただ、生きていることを、味わってみる。

目に見えるように、愛されなくても。
期待するように、愛されなくても。
夢に見た「自分」でなくても。

まぁ、いっか、と思えると、
実際問題、生きていけそうだよ。

「期待」は、妄想。
「被害」も、妄想。
思い通りにならないっていうときの、幼いかんしゃくだ。
あるいは、自意識過剰だ。

でも、大丈夫。
そんなところもひっくるめて、
わたしたちは、ひとりひとり、
この世界を彩る大切な存在。

苦しくなってもいい。
でも、苦しみは、
まとわりついた考えが、起こすもの。
あたなの「素」の姿には、
何の問題もない。


わたしは、このままでは、生きていけない。
わたしは、もうだめだ。
それは、本当か?

それとも。。。