アドバイスするということ

【アドバイスするということ】

友人の話を聞くうちに、気になってしまったこと。

もっとこう考えたら幸せなのに
これはこう考えたほうがうまくいくんじゃないか

でもそんなものは、全部自分のエゴだ。
その人の歩む、その人の人生を、尊重していない言葉だ。

息子が一緒懸命、服のボタンをかける。
出来なくて、悔しくて、泣きながらも、頑張ってまたトライする。

私は、ただ見守ることしかできなかった。
きっと息子が、自分の力で、成し遂げたいことだ、そう感じたから。

きっと友人についても、同じようにするしかないのだ。

助言し、介助し、介入することもできる。
でもそれは、本当に相手の望むことだろうか。

もちろん、それらを相手が望んだとき
    側にいるよ
そう、伝えておくことはできるけれど。

きっと、心の底から本人が納得しなければ
本当の意味では何も変わらない。
不幸を選ばなくなることも。
正しさを競うのをやめることも。

時に私たちは、見守ることしかできない。

人生は、他の誰のものでもない。